留学生2名が日本語スピーチコンテストで「1位」受賞

- 愛媛新聞にも掲載されました -
2025年11月9日(日)、にいはま日本語の会が主催する
「第20回 日本語学習者による日本語スピーチコンテスト」が開催され、
はぴねす外語学院で日本語を学ぶ留学生2名が出場しました。

当日は、
初級・初中級・中級・上級 の4レベルに分かれて審査が行われ、
多くの学習者が参加しました。
今回、当法人にとって大変うれしい結果となりました。

■ 受賞結果
初級の部 1位
ウペクシャーさん(スリランカ)
中級の部 1位 + ギャラリー賞(観客賞)
ヤナさん(インドネシア)

二人は民族衣装で登壇し、堂々としたスピーチが会場を魅了しました。
*学校のブログに当日の様子が掲載されています。

第20回日本語学習者による日本語スピーチコンテスト

この受賞の様子は、愛媛新聞(2025年11月12日付)にも掲載され、
学校の取り組みや地域の国際交流の広がりとして紹介されました。

「思いの丈 日本語で表現」2025年11月12日付愛媛新聞
(掲載許可番号:d20251117-02)
愛媛新聞ONLINE(http://www.ehime-np.co.jp/)

■ スピーチ内容のご紹介(要約)
【ウペクシャーさん(スリランカ)】
テーマ:「私の国」
ウペクシャーさんは、故郷スリランカの魅力を、
「豊かな自然と歴史」「世界に誇る宝物」「温かい人々と文化」
という3つのポイントに分けて紹介しました。
海や山々の美しさ、世界的に有名なセイロンティーや宝石、
そして困っている人を家族のように助け合う、人々の温かい気質。
その一つひとつが「スリランカという宝島(たからじま)」の魅力であると、
明るく丁寧な日本語で伝えました。
最後には、
「日本とスリランカの友情の架け橋になることが私の夢です」
と語り、会場から大きな拍手が送られました。

【ヤナさん(インドネシア)】
テーマ:「失ったものは宝物になり、その宝物は成長への階段になる」
ヤナさんは、これまでの人生で失ったものを振り返りながら、
「失う経験は終わりではなく、自分を成長へ導く大切な学びになる」
という思いを語りました。
来日後、家族と離れて暮らす寂しさを抱えながらも、
「後悔しないように努力する」という気持ちが自分を強くしてくれたこと。
また、かけがえのない恋人との別れから、
自分の弱さ・未熟さと向き合い、他者への思いやりの大切さに気づいたこと。
失った経験は痛みを伴うが、それら一つひとつが「宝物」になり、
未来へ続く成長の階段になる—。
そのメッセージを、丁寧な日本語で力強く伝え、
観客の大きな共感と拍手を集めました。